四月に入りました。新生活を迎えた方も沢山いらっしゃることと思います。弊社も夏に向けて、いよいよ「麦茶」製造の最盛期を迎えますよ~(*'▽')。
そしてこの時期といえば! そう!桜ですよ桜(´艸`*)。
卒業式や入学、入社式の時期に咲く「桜」は、やはり日本人の心に響く植物ですよね~(*´з`)。
きっと桜の花が好きでないという方はいらっしゃらないのでは? と言うくらい日本人は桜が大好き。でも私は幼少期にある話を聞いてから、夜桜を見るとゾクゾクするような時期がありました・・・。
そう・・・・・
それは・・・・・・・(; ・`д・´)
桜の樹の下には・・・・死体が埋まっている・・・・・・・・( ゚Д゚)
|д゚)キャーーーーー!!
この手のお話、皆様も聞いたことがあると思います。大人になってから知ったのですが、実はこのお話・・・元ネタがあるんですよ。
全くオカルティックなお話では無いんです。
国語の教科書で名前を見たことがあると思いますが、『檸檬』で有名な『梶井基次郎』の短編『桜の樹の下には』がそれです。
ではその一部分を見てみましょう・・・(´・ω・)
桜の樹の下には屍体が埋まっている!
これは信じていいことなんだよ。何故って、桜の花があんなにも見事に咲くなんて信じられないことじゃないか。俺はあの美しさが信じられないので、この二三日不安だった。しかしいま、やっとわかるときが来た。桜の樹の下には屍体が埋まっている。これは信じていいことだ。
(以下略)
桜のあまりの美しさに、地下では生物の死骸から養分を吸い取っているに違いないと想像しているんですね。地上部の美しさと地下での陰惨な様子を対比してバランスを描いているわけです。
『坂口安吾』の短編小説『桜の森の満開の下』にも似たように妖しげな桜の描写が見られます。古来より日本では草木染に桜の樹皮を使用していて、花びら同様のピンクに染まることから、血の色を想像したという説もあるそうです。
散り際の美しさは武士の死に様の比喩に使われたりと、桜は「生と死」の対比として、大昔から日本人の美意識をいろいろとくすぐってきたようですね。
ちなみに英語圏では、「薔薇の下には秘密が隠されている」っていう表現があるそうですよ。面白いですね。
美しい桜にはいろんな気持ちにさせられますね・・・
(´▽`*)
そうそう、お花見にお出かけの際は、ビールだけじゃなくお茶もよろしく~(´艸`*)!!